悪いカルマを避けるには

【　柴からのコメント　】

人間は誰でも何かしらのカルマを背負って生きていることは前に述べました。それに気づくか気づかないかなのです。
霊感の強い方はそれに気づき、対処をしようと心がけます。

しかし、カルマなんていうことにはまったく無頓着な方は、カルマによる霊障が起きても意に介そうとはしないのです。
こういう方はカルマに強いといえるでしょう。
マイナスの波動をものともしない、つまりそれに打ち勝つだけのプラスの強い波動をもっているのでしょう。

このプラスの波動は、いわゆる守護霊によるものと考えて構いません。
私の故郷では、霊に憑かれることを「たごづかれる」といいます。ところが、「たごづかれない」人がいることもまた確かです。

墓地の上にマンションが建ったとします。地相からしていいはずがありません。
ところが入居者全員に霊障が起こるわけではないのです。
ごく一部の入居者だけにそれが発生するのです。
霊感の強い者がいる家族、あるいはまた水子さんなどのカルマを背負っている人、病人を抱えたまま入居した一家、情緒不安定な家族を持つ家庭などに霊は乗り移りやすいのです。

無縁仏などの近くで交通事故に遭う方も、やはりカルマに弱い方です。
無縁仏はお墓に入れない霊が定住させてくれる人を求めて、フラフラとさまよっています。
カルマに弱い方は、この浮遊霊のマイナスの波動に引きずられて事故を起こしてしまうのです。

事故死された松尾和子さんもカルマを背負ったまま亡くなった方です。
テレビで何度かお姿を拝見しましたが、かなりのカルマを背負った方でした。
マスコミのニュースでは、これまで住んでいた家を賃して、ご自分は安い家賃のところに引っ越してきたのだといいます。
事件を知った私は直感しました。
松尾さんが、引っ越しに際して、プラスの波動をくれる大事なものを持って新しい家に入居しなかった、ということをです。

私の見たところでは、多額の借金の返済や息子さんの問題など、精神的な悩みをいったん断ち切ろうとしての引っ越しだったのではないでしょうか。
しかし、案に相違して少しも楽にはなれなかったのです。
引っ越し先の家の家相が松尾さんに合わなかったのだと私は感じました。

その家には、マイナスの波動が充満していたのでしょう。
それが重いカルマを背負っている彼女の命を吸い取ってしまったのです。
もし、家相のよい所に引っ越していれば、災難は避けられたはずです。


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